東京とアート


藝術学部に所属しているからには、必然的にそっち系に興味がある交友関係が構築される。
アートという言葉の定義や考察はともかく、「アートっぽい感じ」は素直に楽しみたい。


「pingmag」「東京発 デザイン&ものづくりマガジン」と名打ったウェブマガジン。
将来アート系やデザイン系の業界で働いてみたい、と考えている人は必読!
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非常に見やすく、使いやすいデザインになっていて、製作側の熱意が伝わってくる。
特集も毎回力がこもっていて、しかもテレビや雑誌ではあまり取り上げられないネタはここならでは。
しかも、「海外から見た日本」という重要な視点を感じさせて非常に興味深い。


さて、このウェブマガジンの「東京発」ってところ、重要なんじゃないかな?
東京という街を頻繁に出歩くようになって、この街がアートやデザインの視点から非常に面白い場所だと思ったのでまとめてみた。
無計画性
これは散々言われていることだけれども、江戸時代の計画性に比べれば現代の東京の町づくりのカオスっぷりはすごい。
震災と空襲という二度の壊滅、戦後アメリカの無茶苦茶な都市整備を経て確実に増長し続けている。
袋小路に行き止まり、雑然と隣接する商業ビルの隣の計画的な新都心地区。その上を首都高速がグネグネと走り、山の手線のガード下には怪しい店が立ち並ぶ。
この無計画性を見て日本人は「汚い」と思うし、実際に僕もそう思う。しかし、その雑然さ、混沌さは奇妙なパワーを持ってイマジネーションを呼び覚ましている。
以前、新橋に通っていたことがあったのだが、芝方面の飲み屋街から望む汐留の高層ビル群は奇妙に浮き立っていて、ついこの街を舞台にすれば面白い小説を書けそうだと思ってしまった。
地域性
例えば秋葉原という言葉から思い起こすイメージは、複数人に聞いても同じだ。それは原宿であったり、下北沢であったり、銀座であったりしても同じだ。
東京の地域には言わば決まった「ジャンル」の人間が集まる場所が作られる。
僕が思うにこの要因の一つは東京の街が鉄道の駅を中心に作られていることがあると思う。
欧米では駅は街の中心から外れたところにある。これは鉄道開通以前にすでに街が完成していたからだ。
しかし破壊と再生を繰り返してきた東京は、鉄道と駅が街を作る指標の一つになった。
一つの文化が生まれると、路線を伝ってその文化が街を色付ける。
するとその文化ジャンルに興味を持つ人間が集まってくる。その結果、同じ文化の形成が活発になるのではないか。
集中性
これはもう言わずもがな、東京の過密化である。行政も、産業も、娯楽も、全てをつめこんだ東京のパワーはそこしれない。
国全体の利益を考えれば問題ではあるが、東京という街のパワーの要因の一つとしてこの過密があるのもまた事実だ。


長くなってしまったけれども、こういった視点で街を歩いてみると楽しいんじゃないかな?
以上、横浜の僻地住民がお送りしました(笑)