PCを持って、町に出よう

からいまいちテンションがあがらなかった今日という日が、こんなにも面白い日になるとは思わなかったぜ。


今日は、とても新鮮な飲みに参加させてもらった。違う大学の文化祭実行委員の飲み会。
まあ普通ならとことん無関係なはずなんだけど、思わぬ繋がりでお邪魔させてもらうことになった。
文化祭でミニFMをやろう、という素敵な企画をすすめている彼ら。
基本的に人見知りな僕は、最初はうまく波に乗れなかったけれども時間と共に色々とお話ができるようになった。
部外者の僕にみんな色々と気を遣ってくれて、本当に楽しい飲み会だった。


僕は面白いことが好きだ。誰だってそうかもしれないけど。
でも家と学校を往復している中での面白いことってのは限られてくる。
「授業つまんねー」とか言っている間にも、今日みたいにどこかで僕を楽しませてくれる出来事がおこっているのだ。
いろんなものに興味をもって、自分で何でもやってみること。口の前に行動がなけりゃ駄目なんだと今日は強く思った。


ここで思い出したのがこの本。

寺山修司「書を捨てよ、町へ出よう」
amazon:書を捨てよ、町に出よう(文庫)


我が家の膨大な蔵書の一つでホコリをかぶったのがある。恐らく父のだと思うが、寺山修司を読む若い父を想像するとなんだか可愛く思えてきてしまう。
まあそんなことは置いておいて、一応下手ながら本の紹介。
70年代のサブカルチャーを語る上で絶対に外せないのがこの寺山修司。この本も詩ありエッセイありの何でもありな内容。
面白いことは本の中ではなく、いつも町にあると主張する著者の寺山は、読者に空想し創造することの素晴らしさを語っている。
うわー適当。ま、正直今読むべき本かと問われたら微妙なところ。
70年代の熱気のこもったサブカル的空気が好きって人には凄いおすすめだけど。


あの70年代の熱気っていうのはやっぱり当時の若者たちが色々なことに興味をもって行動していた結果なんだな。
だからこういった本が出てきたし、それが若者に支持されたわけだ。
僕は懐古主義者ではないので今現在が当時と比べて悪いなんてことは毛頭思わない。
だからこそ、あの頃の価値観に学ぶものは多いはずだ。


いろんな場所でいろんな人と、それぞれの楽しい瞬間を過ごせたのならそれほど面白いことはない。
まず町に出ることから始めよう。