物欲の秋

葉原に行ってきた。
金曜日はいつも予定が入っているのだけど、昨日は珍しく暇。
まっすぐ家に帰るつもりだったのに、何故か衝動的に新宿駅で隣の中央線に乗り込んじまった。

半年ぶりの秋葉原は相変わらず混沌とした町並みがいい感じ。
ソフマップの2号館へ向かう。ここの五階には中古のMIDI機器を扱うコーナーがあって、機材に囲まれていると興奮してしまう変態な僕は、用もないのによくここに来ちゃうわけだ。

中でも凄く魅力的だったのがこれ。PioneerのDJミキサー、DJM-400だ。
http://pioneer.jp/cdj/products/mixer/djm400.html


僕は趣味でレコードのミックスをやる。ジャンルは主にハウス。
んで現在の僕のDJセットはこんな感じ。
    
ターンテーブル:Technics SL-1200MK5
レコード針: Ortofon concord elektro
ミキサー:Vestax VMC-002
ヘッドフォン:SONY MDR-Z700


高校生の頃に郵便局のアルバイトで貯めて、一度にそろえたのでミキサーが必要最低限のものになっている。
これはこれで機能に頼れないので良い練習にはなるのだけれども、音質はやっぱり不満だ。
DJM-400はかなりよかった。クロスフェーダー(ミックス時に使う横フェーダー)の滑らかさは当然だし、アイソレーター(低音や高音をカットする機構)も良くキレる。
今のミキサーだとモッサリと音がこもる感じなのに、コイツはきっちりと狙った音域をカットしてくれる。
そして何よりもエフェクターが魅力的だ。エコーとかフィルターなどの定番もおもしろいし、今までには無かったロボット音のエフェクトも使えそう。
サンプラーまで付いて値段が55000円。ちょっと頑張れば買えてしまう値段でかなり心が揺れてしまう。


ただ僕はへたれなのでコイツを買ってしまうとミキサーの多機能に頼りきったミックスしかできなくなってしまう可能性が大。
ミックスで一番大切なのは選曲。こればっかりは間違いない。
いくら良い機材を揃えたところで良いレコードを見つけなければ意味がないわけで、とりあえず保留に。

しかし機材屋はやっぱりいい。実に楽しくも苦しい時間を過ごして一人にやけながら帰りましたとさ。